◆megumi’s blog◆

クラリネット奏者 伊藤めぐみの気ままなブログ。 HP→http://clarit.omegumi.com/

Schubert

今日で、今月の演奏会は全て終了致しました。
写真は今日演奏したシューベルト交響曲の2曲の楽譜。
普段は練習場で写真はめったに撮らないのですが、お、これは面白いと思いカメラを思わずこっそり取り出す私。演奏したのは「未完成」と「グレート」ですが、同じ出版社なのに番号がどちらも8番になっています。(…ちょっと見にくいですが。)

前回の日記でも気づいた方はいるかもしれませんが、「未完成」の番号は7番だったり、8番だったり。はたまた「グレート」の番号が8番だったり、9番だったり…。シューベルトの後期交響曲の番号付けは諸説あります。

「未完成」は今まで何度か演奏した事がありますが、「グレート」を演奏するのは実は初めてでした。
飯守泰次郎先生の指揮は桐朋の学生オケ以来2回目ですが、先生の指揮の下この曲を演奏出来てとても光栄でした。オケのリハーサル中は、常に名言が数多く生み出されています(たまーに迷言も…^^;)
シューベルトベートーヴェンの違い、シューベルトのアクセント、和声の変化、調性のとても興味深い話など、、、。
「ウラが大切なんです。音のウラに作曲家の目と心があるんです…。」
「あなたたちは演奏をしてしまっている。演奏が聞こえるんです。そうじゃない。感動を与えるのです…。」

ハッと、何かに気づかされるような場面がある度に、オケの音が一瞬で変わっていきます。
心の中で身震いしていました。

本番当日、楽屋の廊下で少しだけお話する事ができ、御挨拶をするときに桐朋卒だと話したら「それじゃあ家族のようなものだね」と笑顔でにっこり話して下さり、こちらまでほっこり笑顔に。2番吹きとしての自信に繋がる事もおっしゃって下さり、とても嬉しかったです。
またいつか、どこかの演奏会でご一緒したいなぁ…。
それまでにもっと腕を磨いて技術的にも精神的にも成長します!

来週は千葉の音教に名古屋と東京のプライベートレッスン、それから名古屋の中学校でのレッスンです。
頑張るぞー!